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免停になる条件〜違反行為と点数

運転免許には、点数制度が設けられています。交通違反や交通事故を起こしてしまった場合、その内容に応じた違反点数が加算(減算ではありません)され、過去3年間の累積点数が「前歴」に応じた一定数以上になった場合に、免許の停止や取消しといった処分が行われるのです。この違反点数という制度は、道路交通法で厳格に定められています。

前歴とは、過去3年間に受けた免許の停止や取消し回数のことです(いわゆる「前科」です)。当然ながら、前科の回数が多い人ほど、違反時の処分の基準が厳しくなります。ただし、1年間違反をしなかった場合は、それ以前の処分は前歴になりません。

免停(免許停止)とは、一定期間免許の効果が失効されることです。この期間内は車を運転することはできません。ただし、停止処分者講習(有料)を受講することで、停止期間を短縮することが可能です。講習は停止期間によって3種類あり、それぞれ内容が違います。免停30日の場合は、6時間(2日)の講習で13200円。免停60日の場合は、10時間(2日合計)の講習で22000円。免停90日以上の場合は、12時間(2日合計)の講習で26400円となっています。

この講習はあくまで任意性ですので、お金がもったいないと思う人は、無理に受講する必要はありません。短縮期間は、講習後に行われるテストの結果によりますが、だいたい半分程度にまで軽減されることが多いようです。停止期間が終了すれば、再度車を運転することができます。

免許停止よりも更に重い処分となるのが、免許取消しです。免許取消しは免停と違って、期間が終了しただけでは、再度運転をすることはできません。改めて運転免許試験を受け直し、これに合格する必要があります。なお、運転免許試験を受ける過去1年以内に、取消処分者講習を受講していなければなりません。

また、2009年6月1日に道路交通法が改正され、危険・悪質な違反については特定違反行為という新たな区分が設けられました。特定違反行為とは、具体的には運転殺人・運転傷害等・危険運転致死・危険運転致傷・酒酔い運転・麻薬等運転・救護義務違反のことを指します。これら以外の違反を一般違反行為と言います。特定違反行為は、一般違反行為よりもかなり重い処分であり、一回で確実に免許取消しとなります。

★一般違反行為の違反点数と免停期間

  前歴なし 前科1回 前科2回 前科3回以上
免許の
停止
6〜8点 30日 4〜5点 60日 2点 90日 2点 120日
9〜11点 60日 6〜7点 90日 3点 120日 3点 150日
12〜14点 90日 8〜9点 120日 4点 150日    
免許の
取消し
15〜24点 1年(3年) 10〜19点 1年(3年) 5〜14点 1年(3年) 4〜9点 1年(3年)
25〜34点 2年(4年) 20〜29点 2年(4年) 15〜24点 2年(4年) 10〜19点 2年(4年)
35〜39点 3年(5年) 30〜34点 3年(5年) 25〜29点 3年(5年) 20〜24点 3年(5年)
40〜44点 4年(5年) 35〜39点 4年(5年) 30〜34点 4年(5年) 25〜29点 4年(5年)
45点以上 5年(5年) 40点以上 5年(5年) 35点以上 5年(5年) 30点以上 5年(5年)

★特定違反行為の違反点数と免許の取り消し期間

欠格期間 前歴なし 前科1回 前科2回 前科3回以上
3年(5年) 35〜39点      
4年(6年) 40〜44点 35〜39点    
5年(7年) 45〜49点 40〜44点 35〜39点  
6年(8年) 50〜54点 45〜49点 40〜44点 35〜39点
7年(9年) 55〜59点 50〜54点 45〜49点 40〜44点
8年(10年) 55〜59点 55〜59点 50〜54点 45〜49点
9年(10年) 65〜69点 55〜59点 55〜59点 50〜54点
10年(10年) 70点以上 65点以上 60点以上 55点以上

※免許取消処分を受けた者が、欠格期間終了後5年以内に再び免許取消処分を受けた場合は、 表の( )内の年数として扱われます。

★特定違反行為の違反点数

違反行為 点数
運転殺人等 62点
運転障害等 治療期間3ヶ月以上または後遺障害 55点
治療期間30日以上3ヶ月未満 51点
治療期間15日以上30日未満 48点
治療期間15日未満または建造物破損 45点
危険運転致死 62点
危険運転致傷 治療期間3ヶ月以上または後遺障害 55点
治療期間30日以上3ヶ月未満 51点
治療期間15日以上30日未満 48点
治療期間15日未満 45点
酒酔い運転 35点
麻薬等運転 35点
救護義務違反 35点

★交通事故の違反点数

人身事故や物損事故を起こした場合、事故の原因となった違反の点数に加えて、被害の程度と運転者の不注意度合いに応じた付加点数が上乗せされます。

事故の種類 一方的不注意 その他
死亡事故 20点 13点
負傷者の治療期間が3ヶ月以上または後遺障害があるもの 13点 9点
負傷者の治療期間が30日以上3ヶ月未満 9点 6点
負傷者の治療期間が15日以上30日未満 6点 4点
負傷者の治療期間が15日未満または建造物破損事故 3点 2点

前科がなければ罰則が軽減・猶予されることもある

免停や免許取消しは、基本的には上記表に則った処分が下されるのですが、悪質な違反や事故でない場合は、処分が軽減される可能性があります(いわゆる情状酌量ですね)。

まず、運転者の資質が問われます。それまでの違反回数が少なく、スピード違反駐車違反でも軽微であれば、運転者の危険性は低いと判断され、処分が軽くなる場合があります。ですが、何度も違反を繰り返している「前科のある」人や、酒酔い運転や危険運転致死などの特定違反行為に該当していた場合は、運転者は危険人物であると判断され、処分の軽減は認められません。

そして、違反理由に同情の余地があることも重要です。例えば、急病人の搬送のためのやむを得ない違反であったり、事故による被害状況が軽微であったり、運転者の過失の度合いが低い場合などが該当します。こういった場合、免停期間が短縮されたり、停止処分が猶予される可能性もあります。

ただ、こういった免停の処分軽減は、あくまで担当した公安委員や警察の判断に委ねられており、必ずしも軽減が約束されているわけではありません。

軽微な違反の積み重ねで6点に達した場合、違反者講習を受講すれば免停を避けられます。

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