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ディーゼル車のメリットと欠点の比較

ディーゼル車とは、一般的な車に用いられているガソリンエンジンではなく、ディーゼルという特殊なエンジンを搭載した車の事です。日本では長らくバスやトラックなど大型商用車のみの需要でしたが、近年ではマツダがアテンザデミオなど主力車種にクリーンディーゼル車モデルを導入したり、三菱のパジェロやトヨタのランドクルーザーなどSUVやミニバンなどの大型車種で採用されることが増えてきています。

一般的なガソリンエンジンでは、エンジン内に注ぎ込まれたガス(ガソリンと空気が混合させたもの)に、点火プラグで火をつける事でエネルギーを生み出す仕組みです。

一方のディーゼルエンジンは、エンジン内で空気を圧縮して自然着火させるという仕組みになっています。このディーゼル車の仕組みは、ガソリン車と比べてメリットも数多く生みますが、いくつかの欠点も存在しますので、比較検証してみます。

ディーゼル車の最大のメリットは、ガソリン代が圧倒的に安くなる事です。上記の通り、ディーゼルエンジンは内部で自然発火を起こす仕組みですので、燃料は発火しやすい軽油が用いられます。2015年7月時点での1リッターあたりの値段(全国平均)は、ガソリンが約145円に対し、軽油が約125円なので、概ね20円程度軽油が安い事になります。また、ディーゼル車はそもそもガソリン車よりも少し燃費が良いので、同じ車種で比較すれば毎月のガソリン代は2割以上安くなります。

そして、ディーゼル車は加速が優れている点も大きなメリットです。ディーゼルエンジンは低回転トルクが強く、軽くアクセルを踏むだけで力強く走り出せるという特長があります。高速道路の合流や坂道発進の場面で、ディーゼルの加速力は大きなメリットとして体感できます。このため、振動や騒音の大きさ(後述)より、加速の良さが勝って「ディーゼル車の方が乗り心地が良い」と感想を述べる人も居ます。

他に、ディーゼル車はCO2排出量が少ないため、環境に優しいとされる点もメリットです。CO2は、基本的に燃やした燃料の量に比例するため、燃費の良いディーゼル車は、ガソリン車と比較しておよそ25%のCO2が削減出来るのです。最近では、クリーンディーゼルという言葉も浸透してきており、環境問題に配慮した車として注目が集まっています。

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最大の欠点は車の値段が高い事

マツダ公式カタログよりですが、ディーゼル車には欠点もあります。その最大のデメリットといえるのが、車自体の値段が高い事です。

クリーンディーゼル車には最新技術が詰め込まれているためか、同程度のガソリン車と比較して、30〜40万円程度高くなるのが一般的です。例えば人気のマツダ・アテンザの場合、セダン(2WD・FFバージョン)で比較すると、ガソリン車が333万円なのに対し、ディーゼルが374万円とおよそ40万円高くなっています。安価なデミオの最安クラスで比較しても、ガソリン車が135万円に対してディーゼルが178万円と、やはり40万円以上高額です。

他メーカーのディーゼル車でも、傾向は大体同じです。従って燃費が良くとも、トータルのコストでは安いとは言えない状況です。

他に、騒音や振動が大きい事も問題点です。技術の進歩で改善されてきたとはいえ、ディーゼル車のエンジン音はまだまだうるさいです。ディーゼルエンジンは重くて頑丈な構造になっていますので、その分騒音や振動が大きくなってしまう事は避けられないのです。トラックのようなエンジン音は「チープな乗り心地に感じる」と欠点に挙げる人もいます。

またディーゼル車は、実は必ずしも環境に優しいとは言いきれないという、隠れた欠点もあります。確かにCO2排出量はガソリン車に比べて少ないものの、環境を悪化させる要因はCO2だけではありません。ディーゼル車の排ガスには、NOx(窒素酸化物)やPM(粒子状物質)などの大気汚染物質が多く含まれており、環境問題にうるさいヨーロッパでやり玉に挙げられています。「クリーン」ディーゼルという言葉は、CO2以外の面では逆だったりもするわけです。

ディーゼル車のメリットと欠点まとめ
★メリット
燃費が良い(軽油なのでガソリン代が安い)
加速力が良い(高速道路の合流や坂道発進で有利)
★デメリット
車の値段(本体価格)が高い
騒音や振動が大きい
※環境に優しいかどうかは、プラマイゼロ。

日本ではこれまで、ディーゼルエンジンは、うるさくて乗り心地が悪いとか、排ガスが汚いなどの問題ばかりが指摘されて、バスやトラックなどの重い荷物を運ぶ車以外にはあまり使用されてきませんでした。特に東京の石原慎太郎・元知事の「ディーゼル車NO作戦」で、環境に悪い車というレッテルを貼られたのが大きな痛手でした。

しかし近年では、技術の発達によってディーゼル車の欠点は比較的改善されつつあり、またイチャモン大王・石原慎太郎が消え去ったことで悪いイメージも回復し、普通自動車にもディーゼルエンジンを搭載したモデルが増加傾向にあります。

特に、ヨーロッパではディーゼル車の人気が高く、新車販売の比率では既に50%以上にもなっています。日本国内でも、マツダのCX-5やアテンザなどのヒットや、ベンツ・BMWなどの輸入車でもディーゼルタイプの販売が増えるなど、人気は高まりつつあります。ディーゼル車の新車販売台数は、2011年時には1万台にも満たなかったのが、2014年には約8万台にまで大きく増加しています。もう少し本体価格が安くなれば、ディーゼル車の普及は更に加速すると思われます。

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